レシピのポイント
関⻄では半夏⽣(はんげしょう)の⽇にタコを⾷べる⾵習があります。8本⾜のタコの吸盤が吸い付くことにあやかり苗がしっかりと根を張りますようにと、願いを込めて神様に捧げられたことが由来ともされています。今回は“タコの番茶煮”のご紹介ですが、半夏⽣の⽇にふさわしくメニュー名も“多幸”と当て字にしました。番茶で煮ることで柔らかく、さっぱりと仕上がります。海外で番茶が⼿に⼊らない時は烏⿓茶でも代⽤可能です。
材料 (4人分)
タコの⾜・・・・・・・2本 番茶・・・・・・・・・400㎖ 酒・・・・・・・・・・50㎖ 砂糖・・・・・・・・・⼤さじ 1.5 濃⼝しょうゆ・・・・・20cc たまり醤油・・・・・・10cc みりん・・・・・・・・15cc |
下準備
番茶を抽出 →熱湯 500ml に対して5g の茶葉を⼊れ5分間蒸らし、茶葉をこす。
作り方
1. タコの⾜を kakugama に⼊れ、みりん以外の材料を⼊れ蓋をせずに静かに沸騰させ、沸騰したら蓋をし、ごく弱⽕で 35 分煮る。(途中沸騰具合が強い場合には蓋を外し温度を下げながら煮る。)
2. みりんを⼊れ更に5分煮る。
3. 鍋から取り出し⾷べやすい⼤きさに切り分け⽫に盛る。
★kakugamaで調理した際の驚きと発見 今回驚いたのはタコがこんなにも柔らかくなるという事。kakugamaからタコを取り出すときに、あまりの柔らかさに箸で持つことが困難なくらいでした。じっくりと繊細な⽕⼊れ具合いで温度も⼀定に保つことが出来る kakugama の特性を活かしたお料理になりました。 |