ANAORI調理道具に使われている素材は、まだまだ馴染み深くない素材である。そもそも「カーボン・グラファイト」とは何なのか?今回は素材について詳しくご紹介します。
そもそもカーボンとは、元素記号がCの炭素のこと。
炭素は地球上に14番目に多く存在する原子で、地上や海中には主に炭酸ガスとして、地中には主に岩石、石炭、石油として、そして生物の中にはいろいろな有機物の形で存在しています。
炭素を3000℃程の高い温度で、空気が遮断された状態で熱せられ、できた炭素純度の高い素材を天然黒鉛といいます。それを人の手によって高温熱処理を行い黒鉛化したものが人造黒鉛、すなわちkakugamaの素材であるカーボン・グラファイトとなります。天然でも人造でも、グラファイトにさらに熱と膨大な圧力をかけ続けるとダイヤモンドへ変化します。
炭素純度は、木炭が60%、グラファイトが99.95%、ダイヤモンドはほぼ100%です。
一般的に知られているカーボン・グラファイトの製品としては、鉛筆の芯、ヒーターやトースター、新幹線のパンタグラフ、飛行機やF1カーのブレーキパッドなどに使用されています。
・高い遠赤外線効果 ・優れた熱伝導性・蓄熱性・耐熱性 ・強度は強く軽量 *カーボンは鉄と比較すると比重が4分の1と非常に軽い素材で、かつ、強度は10倍ほどもあります。 ・熱衝撃性・導電性・耐薬品性も有する |
このカーボン・グラファイトの特性を活かして、航空宇宙産業から工業用品、スポーツ・レジャーなど身近なところまで、幅広く活用されています。また生体親和性もあり、再生医療ではカーボンを使った人工関節などが使用され、今後さらに再生医療に必要な生体適合材料として期待されています。このように多岐にわたる分野で、実用化に耐えうるカーボンは、金属に代わる最先端の素材として注目を集めています。
ANAORIのカーボン製調理道具は、このカーボン・グラファイトの可塑性を人の暮らしに提案したいという思いから誕生しました。高性能な素材と、弊社の長年培ってきた高度な最先端技術と職人技を融合させ、唯一無二の調理道具を開発しました。
ANAORI調理道具に使われているカーボンは、ファイバーではなく、パウダーを高圧縮したブロックから作ります。また、溶かし固めるのではなく、一つ一つ削り出して成形しています。0.01mm単位まで対応できる切削加工技術や蓋と本体との勘合精度は、当社が誇る高い先端技術と匠の技によるものです。
自然素材のカーボン・グラファイト製品は、食材へのストレスが少ない調理を可能にし、食材本来の旨味と栄養を引き出し、美味しさを引き立てます。
環境に負担をかけることなく、健康的なライフスタイルにカーボンクッキングを取り入れて、おいしさを再発見してください。
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